宮城県の2020年度高校入試の主なポイント

公立高校入試制度が一新されました
これまでの前期選抜と後期選抜を一本化し、2020年度からは「第一次募集」として実施されるようになりました。合否は「共通選抜」と「特色選抜」の2通りの選抜方法で判定されます。またインフルエンザなどのやむを得ない事由により、本試験を受験できなかった受験生を対象にした「追試験」も新たに導入されました。
高校入試の制度は日々進化していきます。
情報を整理して、戦略を練っていきましょう。
私立高校授業料実質無償化がSTARTしました
「高等学校等就学支援金」の制度改正により、私立高校などに通う生徒への加算額の上限が引き上げられ、年収目安が約590万円未満※の世帯の授業料が実質無償化されました。施設設備、部活動などの諸経費は従来通りですが、保護者の経済的負担が一部軽減され、受験生の選択の幅が広がりました。
※両親・高校生・中学生の4人家族で、両親の一方が働いている場合の目安
学科・コースなどの改組・入学定員改訂
少子化や価値観の多様化といった社会の変化に対応し、公立、私立各高校で再編が進められているのはご存じだったでしょうか。公立高校の志願者状況を見ても定員割れが続出していることから考えても今後はより定員改訂はやむを得ないでしょう。
実際に公立高校では仙台西、仙台東、宮城広瀬、泉館山の各普通科、黒川機械化、石巻商総合ビジネス科の計6校6学科でそれぞれ定員が40人減になったという。つまりこちらは倍率が上がる可能性もありそうですね。
一方、私立高校でも明成が「仙台大付属明成」として校名を新たに改名し定員を70人減させ、また学科を4学科へと再編し仙台城南では特進科でコース制が導入され、古川学園でも普通科創志コース※という新コースが誕生といった変更がありました。
※進学や就職、資格取得、部活動と、生徒一人ひとりの「第一志望」をかなえてきた古川学園に、新しいコースが誕生します。それが、国公立大学、私立大学を目指し、新しく深い学びを実現する「創志コース」です。
まとめ
2021年度は公立高校の大河原商業流通マネジメント科、石巻北総合学科が各学級減による合計80人減、私立高校の東北生活文化大高普通科が3コースになるなど、変更があります。最新情報は各高校のWEBサイトなどでチェックしていきましょう。
最近では男子校、女子校だった高校が共学になる動きがあるほど、少子化の影響は出てきています。
日々の勉強をしながらも志望校を決めたら、その高校の情報を常に集めていきましょう。
コメントを残す