宮城県の公立高校入試新システムが2020年3月から変更に

宮城県の公立高校入試のシステムが2020年3月から変更になりました。
具体的に言うと、今までは前期選抜試験(推薦)と後期選抜試験(一般)といって2回チャンスがあったのですが今回の新システムにより基本1回の出願ということになりました。
基本というのはやむを得ない事情での追試や第二次募集の条件を満たす場合があるため
ポイントを押さえていきますのでこのサイトで理解していきましょう。
また、このシステムについては受験をする本人だけでなく保護者の方にもぜひ知っててほしい情報なので一緒に勉強してもらえると幸いです。
第一次募集
出願
本試験
全ての受験生が希望する高校に出願できます。
追試験
インフルエンザなどやむを得ない事由で本試験を受験できなかった受験生を対象に実施します。
選抜方法
全ての学校・学科が「共通選抜」と「特色選抜」の2通りの選抜方法で合否を判定します。2通りの選抜方法のどちらを先に行うかは学校によって異なります。最初の選抜方法で合格圏に入らなかった受験生を対象に、もう一方の選抜方法で合否を判定します。
共通選抜を先に行う高校は全日制52校102学科、定時制7校11学科、特色選抜を先に行う高校は全日制19校31学科、定時制6校10学科。全日制の高校の7割以上が共通選抜を先に行います。
[共通選抜]
学力検査点(5教科・500点満点)と調査書点の相関図を基に、その両方の満点に近い者を上位として、上位の者から審査し選抜します。
調査書点とは…中学校の強化の学習成果を学年ごとに5段階で表した評定を用いて算出した数値。目標にどれだけ到達し、学習内容が身に付いたかを評価する「絶対評価」を用います。

募集割合は50~90%で5%区切りで設定。体育や美術に関する学科、定時制課程は10%~90%、連携型中高一貫教育を実施する高校(志津川高校)は別に定める。併設型中高一貫教育を実施する高校(仙台二華高校、古川黎明高校)は併設中学校からの入学予定者105人を除いた人数に対して割合を設定。
学力検査点と調査書点の重視の仕方が学校・学科ごとに異なります。体育や美術に関する学科では実技の評価を選抜資料に加える場合があります。
学力検査点と調査書点の重視の仕方とは…各高校が学科ごとに比重を設定します。次の5つの組み合わせがあります。

[特色選抜]
学力検査点、調査書点、面接、実技、作文の得点を合計し、その合計点を基に、調査書の記載事項も用いて総合的に審査し、選抜します。学力検査点、調査書点はいずれも各高校が定めた倍率によって算出。面接、実技、作文の配点、特色選抜の募集人数も各高校が定め、公表しています。
募集割合は10~50%で5%区切りで設定。体育や美術に関する学科、定時制課程は10%~90%、連携型中高一貫教育を実施する高校(志津川高校)は別に定める。併設型中高一貫教育を実施する高校(仙台二華高校、古川黎明高校)は併設中学校からの入学予定者105人を除いた人数に対して割合を設定。
[調査書の記載事項]
①各教科の学習の記録
②総合的な学習の時間の記録
③行動の記録(「基本的な生活習慣」「思いやり・協力」「健康・体力の向上」「生命尊重・自然愛護」「自主・自律」「勤労・奉仕」「責任感」「公正・公平」「創意工夫」「公共心・公徳心」)
④特別活動等の記録((1)学級活動(2)生徒会活動(3)学校行事(4)その他)
⑤スポーツ活動、文化活動、社会活動、ボランティア活動等の記録
⑥欠席の状況
⑦特記事項
検査内容
[学力検査]
国語、数学、社会、英語、理科の5教科による県共通問題
学校・学科などによって面接、作文を実施。また体育や美術に関する学科で実技を実施します
「個人面接」か「集団面接」で、口頭試問(英語含む)が実施される場合があります
第二次募集
出願
合格者が募集定員に満たない学校で実施。
第一次募集で合格していない生徒等が出願できます(詳しくは入学者選抜要項(各高校の募集内容をクリック)で確認
選抜方法
調査書のみ、または調査書に学力検査、面接、実技、作文のいずれか一つまたは複数の検査結果を加え調査書の記載事項も用いながら総合的に審査し、選抜します。
検査内容
[調査書]
学力検査、面接、実技、作文を各高校が必要に応じて実施します
まとめ
いかがだったでしょうか。
最新の情報をつかんだらしっかり情報を整理し、自分の志望校に合わせて入試対策を進めていきましょう。
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